愛は国境を越えた!!
3月30日結婚式を迎えられた新郎新婦です☆
新婦様は地元、新郎様は韓国、国際結婚のお二人です(^-^)
新婦様も、すでに韓国で生活をしておられたため、基本の打ち合わせはメールで、
新婦様が帰国された際には来館いただき挙式を迎えたわけなのですが、
新郎様と初めてお会いしたのは挙式の前日、新婦様から聞いていた通り優しくて
紳士的、とっても素敵な新郎様でした
新郎様は日本語はバッチリ!話すのも聞くのもOKなのですが、新郎のお父様は
韓国語しか話せません。
ですが、お父様が孤独を感じないよう、一緒に参加していただける結婚式にするために
司会打ち合わせの際には日本語と韓国語で挙式を進めてもらうよう新婦指導のもと発音練習もしました(^^)v
このお二人日本の挙式後に、すぐに韓国に渡り韓国でも結婚式を挙げられます、
なので日本らしい挙式を!というわけで和装の人前式を選ばれたのですが
初めて新婦様にお会いしたときに日本で結婚式をする理由を教えて下さいました
新婦のお父様がご病気のため韓国挙式に参加することが難しいので
日本でも結婚式をしたい、
お父様とバージンロードを歩きたいと
日本と韓国、両家のあったい気持ちがたくさん詰まった結婚式がスタートしました
リハーサルもいつもより入念に!日本の結婚式を知らないお父様へ新郎新婦が1つ1つ丁寧に進行の説明し、いざ本番!!
新郎入場 シンラン イッジャン
着物初体験の新郎と緊張気味のお父様の入場
新婦入場 シンブ イッジャン
お父様、そしてお母様にエスコートされバージンロードを歩くことができました
誓いの言葉も日本語、韓国語で朗読
リハーサルの際、二人でうまく読むことができなかった新郎新婦。日本語の時は新郎が、韓国語の時は新婦が、お互いスピードが合わず、リハ後、何度も繰り返し練習され本番では見事に成功!
指輪の交換 パンジ キョファン
リングガールにサプライズ指名されたのは新婦様の幼馴染のご友人2人
お二人とも涙を流されていました
本来は両家から朝一番に汲んで来たお水を合わせるのですが
韓国から朝一番のお水を持ってくることが難しいこと、韓国の水道水はあまり飲用とされていないことから韓国のペットボトルのお水を持ってきていただきました
新婦様のお水は朝一番のお水です
お互いが育った環境や言葉、風習、を乗り越え新しい家族を築いていけるよう
韓国と日本を結ぶそんな意味合いも含んだお水合わせの儀、二人にぴったりな演出でした
向かって左側が誓いの言葉、日本語とハングルと書いてあります、上にも書いた通りリハ後練習された証が残っております(^-^)
もちろん毎回涙ポイントは違うのですが今回の涙ポイントは
やっぱり、二人の絆
二人は日常、韓国語と日本語を織り交ぜて会話をされています
どちらかがどちらかに合わせるでもなく、2人の言語スタイルが確立されている感じで
違和感がないのです、そんなお二人を見ているとここまで来るのにどれだけ時間がかかったのだろうと、きっとお互いコミュニケーションがとれるようになるまでには相当苦労があったんだろうなと考えると、その二人が今こうして挙式を挙げられていることに心からよかったなと
思って涙が…日本人同士の結婚でも意見が合わなかったり、結婚にたどりつくまでには
さまざまな問題があるのに、私達には想像出来ないほどに色々な決断があったのでしょう
そんな様子を見守ってこられた新婦のお母様、打ち合わせに同行されていたときには
「今も離れて暮らしているから・・・(さみしくないわ)」と淡々とお話されていましたが
挙式の最初から涙を拭っておられました
距離や言葉だけではない不安や心配、またお母様にも多くの決断があったことと思います
その気持ちを思い涙・・・
でもその分気持の絆は新郎新婦、そしてお父様、お母様とも強いはずです、なにより新郎新婦のお二人が幸せそう(●^o^●)
新郎のお父様と新婦のおばあ様
言葉が通じなくても、みんな思っていることは同じです
国境を超え日本と韓国、新郎新婦が繋いだ両家の絆は固く結ばれました